２０１９年の１月に来て頂いたこのお客様はデスクワークの方です。

 

２年前の１１月に、理髪店で頭を洗ってもらうために前に倒したときに右の後頭部から首にかけて痛みがはしりました。

 

それが原因かは分かりませんが、それ以来長時間のデスクワークをしていると後頭部が締めつけられたりしびれたり重くなったりするそうです。

 

大学病院で「後頭神経痛」といわれ、筋弛緩剤を処方されましたがあまり変化がないため、息子さんがネットで探して弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、頭痛が出ると吐き気がしたり体全体も少ししびれる感じがするそうです。

 

夕方から特に症状が強くなる気がしますが、お風呂に入ると楽になります。

 

以前、整形外科で首の骨に変形があると指摘されましたが、そのこととは関係がないそうです。

 

枕はサイズを測って作った低反発のものですが、形が崩れて作り直す予定のものです。

 

仕事中になるべくトイレに行きたくないため、日中はあまり水分を摂りません。

 

体の状態をみてみると、やや猫背気味で、座っているときに脚を組むせいか、右の骨盤に傾きがあります。

 

首から肩、背中の中央付近までの筋肉の緊張が非常に強い状態です。

 

そこでまず、上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施し、そして頭痛用の首と肩の体操をお教えしました。

 

また、水分を積極的に摂ること、座っているときに脚を組まないこと、作り方をお教えした硬めの、高さの合った枕を使用することを指導して、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目に来られたときは頭痛が１０段階で７ぐらいになっていました。そこでまた前回と同様の施術を行い、次回も１週間後に予約を取りました。

 

３回目に来られたときは頭の痛みが１０段階で４か５ぐらいまでになっていました。よってまた、上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施しました。

 

頭痛用の体操を毎日行うことと水分をできれば日に１．５リットルは摂ることを再度指導して、次回は２週間後に予約をお取りしました。

 

４回目に来られたときは頭痛が１０段階で２か３にまでなっていました。そこで同様の施術を行い、次回は３週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは前回とほとんど変化はありませんでしたが、その３週間後の６回目に来られたときは頭の痛みがほとんど感じられなくなったそうです。

 

頭痛用の体操を今後も続けること、日頃から水分摂取を怠らないことを条件に、施術を終了しました。