半年ほど前からスーツの上着を着ようとすると左肩が「ひっかかるような」痛みが出始めました。

 

それから徐々に左肩の動きが悪くなり、痛みが強くなったので整体やカイロへ行ったそうです。

 

数回通ったところで腕を後ろに回すと痛いという症状まで出て来てしまったため、自分には合わないと思い、以前から興味を持っていたはり・きゅうを受けたいと弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、利き腕は左で、荷物を持つのも左が多いそうです。運動はしていませんが、ネットから見つけた「アイロン体操」はかかさずやっていました。

 

長年使っているベッドは沈むほど柔らかく、枕も素材が低反発で柔らかいものです。

 

お酒を多めに飲むと明け方寝ているときに左肩がうずくような感じがします。

 

体の状態をみてみると、左肩が下がっており体の重心は右寄りになっていました。首から背中にかけて全体的に筋肉の緊張が強く、左腕が半分も上がりません。

 

そこでまず、左肩を上にして横向きに寝て頂き、左肩から左腕にかけて鍼施術を行いました。

 

次にうつ伏せになって頂き骨盤と背骨の矯正をしてから上半身と左腕のマッサージを行い、最後に左肩の運動療法を施しました。

 

そして、晩酌を控えること、荷物は左右均等に持つこと、できれば床にふとんを１枚ひいてその上に硬めの枕を使うこと、基礎的な五十肩用の体操をお教えして、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目から４回目まで１週間ごとに来られていましたが、特に変化はありませんでした。

 

しかし、その１週間後の５回目に来られたときは左肩の痛みが１０段階で８程度になっていました。

 

そこでまた、はり施術と手技療法を行い、体操を毎日行うことを改めて指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

６回目と７回目はあまり変化はありませんでしたが、８回目に来られたときは肩の痛みが１０段階で５程度までになっていました。

 

そこでまた、左肩を上にして横向きに寝て頂き、左肩から左腕にかけて鍼施術を行いました。

 

次にうつ伏せになって頂き骨盤と背骨の矯正をしてから上半身と左腕のマッサージを行い、最後に左肩の運動療法を施しました。

 

残りの五十肩用の体操を全てお教えして、次回は２週間後に予約を取りました。

 

９回目に来られたときは左肩の痛みが１０段階で２か３にまでなっていました。そこでまた、はり施術と手技療法を行い、次回は３週間後に予約を取りました。

 

１０回目に来られたときは左肩の痛みが１０段階で１程度までになっていました。

 

その後は月に１回のペースで３回ほど施術を行ったところ痛みがほぼなくなったので、終了としました。