２０１８年の１月に来て頂いたこのお客様はデスクワークの方です。

 

１０代後半から群発性頭痛に悩まされ、母親と同様に右眼の奥に強い痛みが出るそうです。

 

ここ５、６年は左目の奥にも同じような痛みが感じられ、かかりつけの脳神経外科では偏頭痛の併発ではないかと言われました。

 

数十年にわたって薬を飲み続けているだけでなく、皮下注射もしているにもかかわらず頭痛がなくならないどころか新しい症状も出てきたため怖くなり、何か別のアプローチはないかとネット検索をしていて弁天通り接骨院を見つけ、いらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、自営業のせいか生活が不規則で、しかも夜型のため寝不足になりやすく、それがひどいと必ずと言っていいほど頭痛が出るそうです。

 

頭痛は拍動に合わせて現れ、それに伴って体がだるく無気力になったり、光がまぶしく感じたり、強い吐き気がします。

 

虫歯がありますがそのままにしてあり、左上の奥歯のみ抜いていますが左で噛むことが多い。

 

枕はかなり以前から使っている低反発のものですが、そもそもベットで寝ることが少なく、こたつやソファーで寝てしまうことの方が多いそうです。

 

座っている時は脚を組むことが多く、頬杖をついたり左肘をついて横になることも多いそうです。

 

体の状態をみてみると、右肩が下がっており、体の重心が右寄りです。左側の背中全体が強くはっていて筋肉が緊張しています。

 

そこでまず、上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施し、そして頭痛用の首と肩の体操をお教えました。

 

また、虫歯を早めにみてもらうこと、左右均等にものを噛むこと、なるべくベットで休むこと、硬く高さの合った枕を使うこ、脚を組んだりほおづえをつかないことを指導して、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目に来られたときは特に変化はありませんでしたが、その１週間後に来て頂いたときは頭痛が半減したそうです。

 

そこでまた上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施しました。頭痛用の体操を続けることを改めて指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

４回目に来られたときは頭痛が今までの３割ほどしか出ていませんでした。そこで次回は２週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは、この２週間で頭痛が２回のみ出ただけでした。そこでまた同じ施術の後、次回は３週間後に予約を取りました。

 

６回目に来られたときは頭痛がほぼ出ておらず、その後は月に１回のペースで施術を３回しましたが頭痛が出なくなったので終了としました。