２０１８年の３月に来て頂いたこのお客様はお仕事を既にリタイヤされた方です。

 

３年前より脊柱管狭窄症で悩んでおり、処方薬による施術を１年続け一旦は少し良くなったそうです。

 

その後また再発し、当時の担当だったドクターに勧められて内視鏡の手術を行いました。

 

それによって今までよりも多少歩ける距離が延びましたが脚の痛みやしびれはなくならないため、息子さんがネット検索して下さり弁天通り接骨院へいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、立ったり歩いたりするときに多少のふらつきはあるそうですがＭＲＩの結果、脳に異常はありませんでした。

 

両太ももの外側とふくらはぎにしびれを感じますが、どちらかといえば左に強く感じます。

 

コルセットはしておらず、自宅ではソファ―に座っていることが多く、痛みが出る前はグランドゴルフをしていましたが今は全く運動をしていません。

 

体の状態をみてみると、左肩が下がっていますが右の骨盤に傾きがあり背骨も右寄りになっています。

 

そこでまず、腰から脚にかけて鍼施術を行い、骨盤と背骨の調整をした後、腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を行いました。

 

そして毎日行う腰痛体操をお教えし、コルセットを寝るとき以外は必ずすること、ソファーはなるべく使用しないこと、最初は５分１０分でもいいのでウォーキングをすることを指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

２回目から１週間おきに７回目まではあまり変化はありませんでした。

 

しかしその１週間後の８回目に来られたときは腰の痛みが１０段階で７か８になっていました。そこでまた、はり施術と手技療法を行い、腰痛体操とウォーキングの更なる励行を指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

９回目から１１回目までは変わりありませんでしたが、１２回目に来られたときは腰の痛みが１０段階で５か６にまでなっており、脚のしびれも出る時間が短くなってきたそうです。

 

そこでまた、腰から脚にかけて鍼施術を行い、骨盤と背骨の調整をした後、腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を行いました。

 

そしてコルセットは外出中のみ必ずすること、ウォーキングする距離を徐々に伸ばしていくことを指導して、次回は２週間後に予約を取りました。

 

１３回目に来られたときは前回とあまり変化がありませんでしたが、その２週間後の１４回目に来られたときは腰の痛みが１０段階で３程度までになり脚のしびれも出たり出なかったりになってきました。

 

そこでまた、はり施術と手技療法を行い、次回は３週間後に予約を取りました。

 

その後は腰の痛みや脚のしびれが多少残っているもののご本人としてはとりあえず満足されており、また、「手術は今後も避けたいのでこのまま月に１回程度のペースで通う」とのことから、そのままメンテナンスを続け悪化はしていません。