２０１６年の４月に来て頂いたこのお客様は主婦の方です。

 

５年程前から軽い頭痛があり、月に１回は内科でお薬を頂いていました。しかし先月まで続けていたパートの仕事でずっと下を向いていたせいか後頭部に強い頭痛のような症状がほぼ毎日出るようになりました。

 

同じ内科で新たにお薬を処方して頂き、運動することも勧められましたがあまり変化がないようなので、ネットで検索し弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、お仕事を辞めた今現在はストレスや肩こりを感じたときなどに後頭部が「チリチリと」痛むそうです。それに伴って耳が痛くなったり目の下がピクピクしたりします。

 

胃の具合も悪いので痛み止めを飲むことはできませんが、その割には甘いものや揚げ物などをよく食べます。水分はあまり積極的に摂ってはいません。

 

テレビを正面から見ていなかったり、ほおづえをつくことが多いといった悪い姿勢をとりがちで、荷物は左手で下げて持つことが多いそうです。

 

体の状態をみてみると、重心がやや右寄りで、首の可動域は右のほうが狭い状態です。側彎ぎみであることを本人は割と気にしていらっしゃいます。

 

そこでまず、上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施し、そして頭痛用の首と肩の体操をお教えしました。

 

また、左右均等に荷物を持つこと、テレビは正面から見ること、ほおづえをつかないこと、胃の具合と相談しながら水分の摂取を少しずつ増やしていくことを指導して、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目に来られたときはほとんど変化はありませんでしたが、その１週間後の３回目に来られたときは後頭部の痛みが１０段階で７か８になっていました。そこでまた前回と同様の手技療法を行い、体操の更なる励行を指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

４回目に来られたときは痛みが１０段階で５か６にまでなっていました。そこで上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施し、次回は２週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは後頭部の痛みが１０段階で３か４にまでなっていました。よってまた前回と同様の施術を行い、次回は３週間後に予約を取りました。

 

６回目に来られたときは痛みが１０段階で１か２にまでなっていました。そしてその４週間後には後頭部の痛みはほとんど感じられなくなりました。よってまた少しでも痛みが出た場合にはすぐ来られることを説明して、ここで一旦、施術を終了と致しました。