弁天通り接骨院

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ブログその5

 歌舞伎役者と膝の痛み

皆さんは「歌舞伎」をご覧になったことがおありでしょうか?

 

日本の伝統芸能であるにもかかわらず、「難しそう」「堅苦しそう」など意外に敬遠されがちなこのお芝居。私もそうでしたが、これはただの「食わず嫌い」というものです。

 

歌舞伎を観に行くようになって約20年が経ちますが、いまだ飽きることなく、ますますその魅力にハマるばかりです。

 

今年も1月と2月に銀座の歌舞伎座で、高麗屋三代の襲名披露公演を観てまいりました。襲名がからむとその華やかさが一層増し、劇場内は独特な異空間でした。

 

そのようななかで歌舞伎を観ていていつも思うのは、役者が花道や舞台上で足を強く踏み込む音が非常に大きいということ。

 

素材は天然木でしょうし何かしら構造上の工夫はあるのでしょうが、それにしてもその大きさに、特にあまり観慣れていない方は驚かれるのではないでしょうか。場合によっては相撲の四股踏みといい勝負と言ってもいいくらい。

 

その上、日本の古典的なお芝居ですから正座をしたり立ったりが多いことも特徴的です。

 

そんな歌舞伎を観ていると、職業柄か役者さんの膝を心配してしまうのです。

 

もう数年前に亡くなってしまいましたが、小柄でしたが声が綺麗でよく通り、また、踊りが上手な中村富十郎という歌舞伎役者がいました。好きな役者のひとりで、NHKでドキュメンタリーが放送されたときは喜んで見たものです。

 

その番組の中で、彼が芝居の合間に歌舞伎座の近くにある銀座の整形外科で、膝に注射をしているシーンが映りました。ある程度予想はしていましたが、やはりショックでした。

 

また最も贔屓にしている歌舞伎役者、中村吉右衛門もTBSの「情熱大陸」に出ていたときに膝の痛みやリハビリについて語っており、一種の職業病なのでしょう。見ているうちに心配になってしまいました。

 

確かに継続的な衝撃やその結果できてしまう関節の変形よる痛みはやっかいです。私自身も学生時代に痛めた左膝が今でも痛む時があります。この辛さは人一倍分かっているつもりです。

 

しかし必要であれば体重を落とすこと、膝周り、特に大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前面の筋肉を鍛えれば痛みは少しずつ楽になってきます。

 

もちろん腫れていればアイシングと安静を優先させますが。

 

また根本的になおすのであれば体のバランスから正していく必要もあります。

 

皆さんも諦めることなく適切に対処してみて下さい。もちろんご相談にも乗りますよ。

 

播磨屋さん(中村吉右衛門)、来てくれないかなぁ。