２０１７年の９月に来て頂いたこのお客様は立ち仕事の方です。

 

２年前に歩行中、「ボキッ」という音と共に右ひざに激痛が走り、しばらくの間は整形外科でみて頂いてそのときは良かったそうです。

 

その後、今度は左膝が３ケ月程前から何もしていないのに痛くなり同じ整形外科でみて頂いたところ、「中程度の変形があり、軟骨も減っている」とされました。

 

以前と同じように飲み薬や注射を受けていましたが変化があまりないため、お友達の紹介で弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、「歩くときに左脚がついてこず、左のひざが曲がらない、立ち上がるのに時間がかかるほど痛い」そうです。また以前はプールに通っていましたが今は行っていないせいか、ここ１、２年で体重が３～４キロは増えたそうです。

 

体の状態をみてみると、重心が右寄りでややＯ脚ぎみです。外側からみても分かるほど膝の関節に変形があり、特に左のひざの内側は熱を持っています。

 

そこでまず、仰向けになって頂き左の膝に鍼施術を行いました。次にうつ伏せになって頂き、骨盤の調整をしてから腰と股関節、そして膝関節の筋肉を緩める手技療法を施しました。

 

そしてこれ以上体重を増やさないこと、自宅でできるアイシングと初歩的な膝の体操を毎日続けるよう指導しました。次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目と３回目に来られたときは変化はありませんでしたが、４回目に来られたときは膝のはれや熱がかなりひいていました。

 

そこでまたはり施術と手技療法を行い、アイシングの中止と残りの膝用の体操を指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

５回目は特に変化はありませんでしたが、その１週間後の６回目に来られたときは左ひざの痛みが１０段階で７か８ぐらいにまでなっていました。

 

そこで前回と同様に仰向けになって頂き左の膝に鍼施術を行いました。次にうつ伏せになって頂き、骨盤の調整をしてから腰と股関節、そして膝関節の筋肉を緩める手技療法を施しました。次回も１週間後に予約を取りました。

 

７回目は前回と変わりはありませんでしたが、８回目に来られたときは膝の痛みが１０段階で５か６にまでなっていました。

 

そこで前回と同様にはり施術と手技療法を施し、膝用の体操を毎日することを改めて指導して、次回は２週間後に予約を取りました。

 

９回目、１０回目はほとんど変化がありませんでしたが、その２週間後の１１回目に来られたときは左膝の痛みが１０段階で２か３にまでなっていました。そこでまた前回と同様の施術を行いました。

 

その後、膝の痛みは完全には無くならないものの日常生活には支障が無くなり、それでいて悪化させるのは２度と困るとのことから、４週ごとにいらっしゃっています。