２０１６年の３月に来て頂いたこのお客様はデスクワークの方です。

 

２カ月ほど前から左肩がなんの原因のないまま痛み始め、「動かさなくても痛いし、動かすともっと痛い」そうです。

 

もともと肩こりが酷い傾向にありましたが、整形外科で「ストレートネックだからある程度はしょうがない」と言われていました。痛みが出ても内服薬と湿布のみだったため、通勤途中にある弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、過去に交通事故で右肘を痛め手術と長期間の固定をしていたそうです。左の肩と首に電話をはさんだり、脚を組む癖があります。長年の歯ぎしりと合っていない枕を使っており、また、最近特に仕事上のストレスが増えているそうです。

 

体の状態をみてみると、左肩が下がっており、骨盤も左が傾いていて、左の足首が内側に倒れていました。首を左右に倒したり回したりすると、右を向いたときに左が痛みます。

 

そこでまず、左肩を上にして横向きに寝て頂き、左肩から左腕にかけて鍼施術を行いました。

 

次にうつ伏せになって頂き背骨の矯正と骨盤の調整をしてから上半身と左腕のマッサージを行い、最後に左肩の運動療法を施しました。

 

電話を首と肩ではさまないこと、脚を組まないこと、マウスピースの使用を検討すること、高さの合った硬めの枕を使うこと、そして基礎的な五十肩用の体操をお教えして、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目、３回目に来られたときはあまり変化はありませんでしたが、その１週間後の４回目に来られたときは左肩の痛みが１０段階で８ぐらいになっていました。

 

そこでまた前回と同様のはり施術と手技療法を行い、改めてマウスピースの使用を検討すること、高さの合った硬めの枕を使うこと、そして基礎的な五十肩用の体操を毎日必ず行うことを指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

５回目は変わりありませんでしたが、６回目に来られたときは肩の痛みが１０段階で５か６にまでなっていました。よってまた、左肩を上にして横向きに寝て頂き、左肩から左腕にかけて鍼施術を行いました。

 

次にうつ伏せになって頂き背骨の矯正と骨盤の調整をしてから上半身と左腕のマッサージを行い、最後に左肩の運動療法を施しました。そして今度は肩全体の体操をお教えして、次回は２週間後に予約を取りました。

 

７回目に来られたときは左肩の痛みが１０段階で３ぐらいにまでなっていました。施術は同じはりと手技を行いました。口に合ったマウスピースに変えて頂くこと、２種類の体操を毎日行うことを指導して、次回は３週間後に予約を取りました。

 

８回目に来られたときは肩の痛みがほとんどありませんでした。よっていつもの施術を行い、終了としました。