２０１６年の８月に来て頂いたこのお客様は立ち仕事の方です。

 

学生時代から運動をほとんどしないまま今の介護のお仕事を始め、仕事中に痛めてからは慢性的な膝の痛みが絶えず続いている状態だそうです。

 

今現在は右より左の膝のほうに強い痛みがあり、その前は右の膝が痛く、交互に痛みの強弱が現れます。

 

地元の評判の良い整形外科に通い、レントゲンで骨に異常がないことを確認しつつ投薬と注射を続けていましたがここ２，３年特に変化もみられないことから、弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、お仕事柄しゃがんだり立ったりが多く、階段の利用も少なくないそうです。加えてご自身の内科的なご病気からこの１年で体重が８キロも増えてしまいました。

 

体の状態をみてみると重心が右寄り、両方の太ももの筋肉が少なく双方の膝の内側に腫れがありました。

 

そこでまず、仰向けになって頂き両方の膝に鍼施術を行いました。次にうつ伏せになって頂き、骨盤の調整をしてから腰と股関節、そして膝関節の筋肉を緩める手技療法を施しました。

 

そして自宅でできる初歩的な膝の体操と、膝関節の周り、特に太ももの筋肉をつけるトレーニング方法を毎日続けるよう指導しました。次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目、３回目に来られたときはほとんど変化はありませんでしたが、４回目に来られたときは膝の腫れが少し減っていました。

 

そこでまた前回と同じ施術を行い、膝の体操と太もものトレーニングを毎日続けて頂くことを改めて指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは膝の痛みが１０段階で６ぐらいにまでなっていました。そこでまた、仰向けになって頂き両方の膝に鍼施術を行いました。

 

次にうつ伏せになって頂き、骨盤の調整をしてから腰と股関節、そして膝関節の筋肉を緩める手技療法を施しました。次回は２週間後に予約を取りました。

 

６回目から８回目まではあまり変化がありませんでしたが、そのまた２週間後の９回目に来て頂いたときは膝の痛みが１０段階で３程度にまでなっていました。

 

そこでまた前回と同様のはり施術と手技療法を行い、次回は３週間後に予約を取りました。

 

１０回目に来られたときは膝の痛みが午後、仕事の疲れが出てくると少し痛むという状態でした。腫れはなく、以前より動けるようになったせいか体重が１キロだけ減ったそうです。

 

今回も仰向けになって頂き両方の膝に鍼施術を行い、次にうつ伏せになって頂き骨盤の調整をしてから腰と股関節、そして膝関節の筋肉を緩める手技療法を施しました。

 

その後はそれ以上痛みが悪化することもなく、一方で再発を恐れているので、月に１回はメンテナンスに通い続けられています。