２０１３２０１５年の３月に来て頂いたこのお客様はデスクワークの方です。

 

以前にも左肩が痛くなることがありましたが、マッサージに１、２回行けば良くなっていました。

 

しかし前年の１０月頃からまた左肩が痛み始め、なかなか痛みが治まらないまま３ヶ所の整形外科に行き注射やマッサージ、湿布、温熱療法等を受けましたが良くならないため、弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、左腕が肩よりも上に上がらず後ろにも行かず、たまにしびれることもあるそうです。

 

普段から運動不足で、仕事中は体を右に捻って向いていることが多い。荷物は右肩に掛け、枕は柔らかめを使っています。

 

体の状態をみてみると、痛みのせいか左肩が下がっており体の重心も左に傾いています。左の首から肩、背中にかけて筋肉の緊張が強く、特に左の肩甲骨周りの筋肉が少し盛り上がっていました。

 

そこでまず左肩を上にして横向きに寝て頂き、左肩から左腕にかけて鍼施術を行いました。

 

次にうつ伏せになって頂き背骨の矯正をしてから上半身と左腕のマッサージを行い、最後に左肩の運動療法を施しました。

 

荷物を左右均等に持つこと、硬めの枕の作り方と基礎的な五十肩用の体操をお教えして次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目から４回目まで１週間置きに来られたときは肩の痛みに変化はありませんでした。しかし４回目のときは枕の効果もあったのか、首から肩の筋緊張がやや解消されていました。

 

そこでまた前回と同様のはり施術と手技療法を施し、五十肩用の体操の更なる励行を指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは左肩の痛みが１０段階で８ぐらいになっていました。そこでまた左肩を上にして横向きに寝て頂き、左肩から左腕にかけて鍼施術を行いました。

 

次にうつ伏せになって頂き背骨の矯正をしてから上半身と左腕のマッサージを行い、最後に左肩の運動療法を施しました。首や肩を入浴で毎日よく温めることを指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

６回目に来られたときは肩の痛みが１０段階で５か６にまでなっていました。前回と同様の施術を行い、今度は２週間後に予約を取りました。

 

７回目とその２週間後の８回目に来られたときはほとんど変化はありませんでした。しかしそのまた２週間後の９回目に来られたときは左肩の痛みが１０段階で３程度にまでなっていました。そこでまたはり施術と手技療法の後、次回は３週間後に予約を取りました。

 

１０回目に来られたときは肩の痛みが１０段階で１か２にまでになっていました。同様の施術の後、次回は４週間後に予約を取りました。

 

１１回目に来られたときはまだ多少の痛みが残っていましたが、その１か月後の１２回目に来られたときは左肩の痛みがほとんど気にならなくなっていました。左右バランスよく肩を使うよう指導して、終了としました。