２０１７年の１月に来て頂いたこのお客様はデスクワークの方です。

 

もともと小学生の頃からやっていた野球の影響で腰痛がありましたが、特にここ半年余り腰痛が悪化し歩いていると右の臀部から右脚にかけてしびれが出るようになってきました。

 

近所の整体にかかったり、整形外科で「腰の一番下の骨がずれており、それに伴う神経症状がみられる」と言われ、薬を出されましたがあまり変化がないため、弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、出された薬は胃腸をこわしたため飲んでおらずコルセットもないそうです。

 

また、普段から座っているときに脚を組んだりあぐらをかくことがあり、荷物は右手で下げたり右肩にかけたりすることが多い。使っているベットが柔らかいタイプだったものを最近替えたそうです。

 

体の状態をみてみると、右肩がさがっており、骨盤は右に傾きがあり、脊椎も全体的に右にずれていました。

 

そこでまず痛みやしびれが強いため、腰と右の臀部、右脚部に鍼施術を行いました。そして右の骨盤の傾きを取り、脊椎の矯正をしました。普段から実践していた体操を中止して頂き、その代り腹式呼吸をお勧めして、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目に来られたときは特に変化はありませんでしたが、その１週間後の３回目に来られたときは痛みが１０段階で７か８にまでなっていました。そこでまた同様の手技療法を行い、次回も１週間後に予約を取りました。

 

４回目に来られたときは前回と変わりありませんでしたが、その１週間後の５回目に来られたときは痛みが１０段階で５から７ぐらいにまでなっていました。

 

そこでまた腰と右の臀部、右脚部に鍼施術を行い、そして右の骨盤の傾きを取り、脊椎の矯正をしました。その上、腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を施して次回は２週間後に予約を取りました。

 

６回目から８回目までは２週おきに来られましたが症状に変わりはありませんでした。そこでまた前回と同じはり施術と手技療法の後、腰の骨の状態を考えコルセットの着用をお勧めしました。寝るとき以外は着けておくことを指導して、次回も２週間後に予約を取りました。

 

９回目に来られたときは痛みが１０段階で４か５にまでなっていました。そのため同様の鍼施術と手技療法の後、外出中のみコルセットを着用することと腰痛体操を一部お教えして、次回は３週間後に予約を取りました。

 

１０回目に来られたときはあまり前回と変わりありませんでしたが、１１回目に来られたときは痛みが１０段階で３か４にまでなっていました。そこで同様の施術の後、仕事中のみコルセットを着用することを指導して、次回は４週間後に予約を取りました。

 

以後は腰部に鈍痛がやや残るものの悪化しておらず、臀部や右脚のしびれもないので、約１ケ月置きにメンテナンスを続けていらっしゃいます。