２０１７年の１月に来て頂いたこのお客様はデスクワークの方です。

 

 

４、５年前よりこめかみから後頭部を締めつけられるような頭痛に苦しんでおり、特にパソコンを長時間使っているとズキズキとした痛みに襲われるそうです。

 

 

市販薬を含め様々な頭痛薬を試してきましたが、どれもだんだん効き目が落ちてきたため弁天通り接骨院へいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、食べ物を右で噛むことが多く、お風呂はシャワーで済ませることがほとんど、お酒は週に１回だがかなりの量を飲み、たばこは１日に１箱は必ず吸う、最近まで低反発の枕を使ってうつ伏せで寝ることが多かった、偏食でお菓子や甘いものはよく食べるが野菜をほとんど食べない、座るときは脚を組む癖があるそうです。

 

 

体の状態をみさせて頂くと、左肩上がり、背腰部に筋肉の緊張がきわめて強く、特に右肩・肩甲骨の内側・腰に著明でした。そのせいか電車では長い間は立っていられず前傾姿勢になってしまうそうです。

 

 

そこでまず上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施しました。そして硬い枕となるべくうつ伏せ寝をしないことを勧め、頭痛専用の首と肩の体操をお教えしました。

 

脚を組まないこと、少なくとも週に１回は湯船につかること、たばこ・お菓子・甘い物を控えること、脚を組まないことを指導して、次回は１週間後に予約を取りました。

 

 

２回目以降４回目までは毎週来て頂きましたが変化はなく、その１週間後の５回目に来て頂いたときは少し頭痛の出る回数が減ってきました。

 

そこでまた前回と同じ施術を行い、頭痛体操のさらなる励行を指導して、次回は２週間後に予約をお取りしました。

 

 

６回目に来られたときは頭痛の回数は変わりませんでしたので首に対する手技療法を１つ増やしました。また、背腰部の筋緊張が「少し楽になってきたような気がする」とおっしゃっていました。

 

その２週間後の７回目に来られたときは頭痛の出る回数が約半減しました。

 

そこでまた上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施して、次回は３週間後に予約を取りました。

 

８回目から１０回目までは３週ごとに施術をしましたが変化はなく、１１回目に来られたときは頭痛の回数が３週で２回になっていました。そこでまた前回と同じ手技療法を行い、次回は４週間後に予約を取りました。

 

 

その後は一進一退を繰り返し、特に頭痛体操を忘れると悪化していましたが、その場合のみ３週間後に来て頂き、それ以外は４週ごとで現状を維持しています。「背中のはりも半分以下になった」とおっしゃっています。