２０１６年の３月に来て頂いたこのお客様は高校生の方です。

 

 

約２年前から頭痛が出始めており、その５年前には首のねんざをしたことがあります。気圧の変化があったとき、寝不足時、寒いとき、生理前・生理中に頭痛がします。

 

頭全体が締めつけられるような痛み（特に左側）が週に１，２回ほど１時間程度続き、それによって無気力な状態になります。

 

病院でＣＴの検査をしたところ脳に異常はなく、頭痛薬を頂いて飲んでいましたが芳しくないため、弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

 

お話を伺うと、荷物を右肩にかけることが多い、使用している枕は硬めだが高さが合っているかは自信がない、お菓子・揚げ物・炒め物をよく食べる、冷え性、左手でほおづえをつく、右脚を上にして組むそうです。

 

 

体の状態をみてみると、口を開けた時に右あごにクリック音がし、右肩が上がっていて、左の首から肩にかけて緊張が特に強いようです。

 

 

そこでまず上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施しました。そして枕の高さの調節方法と、頭痛専用の首と肩の体操をお教えしました。

 

荷物を左右均等に持つこと、脚を組まないこと、頬杖を付かないことを指導して、次回は１週間後に予約を取りました。

 

 

２回目に来られたときは特に変化はありませんでしたが、その１週間後の３回目に来られたときは痛みの出る時間がやや短くなったそうです。

 

そこでまた同様の手技療法を行い、頭痛体操の更なる励行を指導して、次回は２週間後に予約を取りました。

 

 

４回目に来られたときは、部活中に大声を出したときに１回だけ頭痛が出ただけでした。そのためまた、上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施しました。

 

そして荷物を左右均等に持つこと、脚を組まないこと、頬杖を付かないことを改めて指導して、次回は３週間後に予約を取りました。

 

 

５回目に来られたときは「毎週２、３回頭痛が出た」そうです。そこでまた骨盤や脊椎をみてみると、右の骨盤が傾いており脊椎も右にずれていました。

 

そこで今回はまず骨盤の傾きを調整し、脊椎のズレを矯正しました。そして前回と同様の手技療法を行いました。次回も３週間後に予約を取りました。

 

 

６回目に来られたときは頭痛が２回出ただけで、そのうち１回は風邪をひいたときでした。そのため前回と同じ施術を行い、次回も３週間後に予約を取りました。

 

 

７回目に来られたときは頭痛が１回出ただけでした。そのため次回以降は４週に１回のペースでの施術としました。その後も頭痛は月に１、２回程度を保っています。