２０１６年の１月に来て頂いたこのお客様は介護職の方です。

 

小学校高学年から片頭痛に悩み始め、特に２０代から慢性的に出るようになったそうです。

 

疲れたときや、気圧の変化があったとき、季節の変わり目、寝不足時、生理前・生理中に起こり、拍動に合わせて痛みが出ます。

 

頭痛が出ると動けなくなり、吐き気を感じ、体がしびれ、光をまぶしく感じ、目の奥が痛苦しくなります。薬は痛くなる前に飲むが、だんだん効き目が弱くなってきたとのこと。

 

病院でＭＲＩの検査をしましたが、ストレートネックが見つかっただけで脳に異常がなかったことから、弁天通り接骨院へいらっしゃいました。

 

お話を伺うと、アレルギー性鼻炎と肩こりがあるそうです。また、食べ物を右で噛む癖があり、お菓子をよく食べるが野菜や海藻類はあまり食べません。寝るときに枕を使わないそうです。

 

体の状態をみさせて頂いたところ、首や肩の筋肉の緊張が強く、首の可動域は左の方が狭い状態でした。

 

そこでまず、うつ伏せから横向き、仰向けになって頂きながら肩上部と首を中心に頭頂部から臀部までの筋肉をひとつずつ指圧していきました。

 

悪い姿勢をとらないこと、そして必ず枕をすることをお勧めし高さ調節の仕方をお教えしました。また、頭痛用の首と肩の体操を指導し、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目に来られたときは特に変化はありませんでしたが、その１週間後の３回目に来られたときは頭痛が１度もなかったそうです。

 

ご自分でも少し欲が出てきたせいか、ラジオ体操を始めたそうです。やはりまた前回と同じ施術をした後、次回も１週間後に予約を取りました。

 

４回目に来られたときは２回軽めの頭痛がありましたが、その１週間後の５回目に来られたときは１回もありませんでした。

 

そこでまた、うつ伏せから横向き、仰向けになって頂きながら肩上部と首を中心に頭頂部から臀部までの筋肉をひとつずつ指圧していく施術を行いました。そして次回は２週間後に予約を取りました。

 

６回目に来られたときは軽めの頭痛が２回でましたが、忙しいわりにはひどくならなかったそうです。そこでまた同様の手技を施し、次回は３週間後に予約を取りました。

 

７回目に来られたときは頭痛が１度もなかったそうです。「頭痛がないなんて考えられない」とおっしゃっていました。

 

しかし長年のお悩みのため、再発の可能性はこれからもあることが予想されるので、硬めの枕を使い、毎日１回は頭痛体操を続けつつ、４～５週に１回のペースで定期的にチェックをしています。