２０１６年の５月に来て頂いたこのお客様は主婦の方です。２０代の頃から頭痛に悩んでおり、特に４０代の半ば頃からひどくなってきたそうです。

 

 

目を疲れさせると悪化する傾向にあり、頭が重くなったりしびれるといった頭痛です。それに目の奥が痛苦しくなり、無気力になって横になりたくことが週に３日ほどあります。発生する時間は特に決まっていません。頭痛薬はたまに飲む程度です。

 

病院でＭＲＩの検査をしましたが異常がなく、痛み止めを処方されましたがあまり効かないため、弁天通り接骨院へいらっしゃいました。

 

お話を伺うと、右側の歯で噛む癖があり、枕は綿のような柔らかい素材のものを使用され、ふとんも柔らかいものです。和菓子や油を使った炒め物をよく食べますが、一日の水分摂取量は少ないそうです。

 

よく姿勢の悪さを指摘され、運動不足気味、ほおづえをつく、寝ながら本を読む、横を向いてテレビを見る、荷物は右肩から斜めに下げて持つそうです。

 

体の状態をみていくと、左肩がさがっており、左の首の筋肉の緊張が強く、首の骨は右にずれている状態でした。

 

そこでまず、右にずれている脊椎を矯正しました。そしてうつ伏せから横向き、仰向けになって頂きながら肩上部から上の首や頭頂部まで筋肉をひとつずつ指圧していきました。

 

最後に水分をしっかり摂ること、悪い姿勢をとらないこと、そしてお勧めの枕と高さ調節の仕方をお教えして、頭痛用の首と肩の体操を指導し、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目に来られたときは、「前回やってもらった後、頭が軽くなった」と喜んでいらっしゃいました。そこでまた前回と同じように脊椎の矯正を行い、次に頭、首、肩周りの頭痛に関係する筋肉をひとつずつ緩めていきました。次回も１週間後に予約を取りました。

 

３回目に来られたときは、頭痛がこの１週間で１回だけ出たとおっしゃっていました。薬も１回だけ飲んだそうです。そこでまた前回と同じ施術を施して、次回は２週間後に予約を取りました。

 

４回目に来られたときは、３日前に１回だけ頭痛がありましたが薬は飲みませんでした。そこでまた前回と同じ施術を施して、次回は３週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは、約１０日に１回の割り合いで頭痛が出ていました。そこでまた前回と同じように頭、首、肩周りの頭痛に関係する筋肉をひとつずつ緩めていきました。水分をより多く摂ることと頭痛用の体操のさらなる励行を指導して、次回も３週間後に予約を取りました。

 

６回目に来られたときは頭痛はありませんでした。そこで前回と同じ施術を行い、次回以降は約４週間に１回のペースでメンテナンスに来られています。

 

その後も目を酷使したときや長時間下を向いていたときは頭痛が出るそうですが、月１回の施術と毎日の頭痛体操でそれ以上悪化はしていません。