２０１５年１０月に来て頂いたこのお客様はデスクワークをされています。

                         

この１０年程の間、腰痛が出ることはあっても約1週間あれば自然に良くなっていたり、市販の湿布や痛み止めを飲んで済ませていたそうです。

 

しかしここ５カ月ぐらいは特に仕事が忙しく、長時間のデスクワークのためか、左のお尻から脚にかけてしびれがだんだん拡がるように出てきたため、整形外科に行かれ、「腰椎の変形とそれに伴う坐骨神経痛」とされたそうです。

 

投薬と温熱療法、牽引療法を行っていましたが、状態が芳しくないので弁天通り接骨院へいらっしゃいました。

 

カウンセリングをさせて頂いたところ、体重増加等の原因は認められませんでしたが、普段から荷物を右手ばかりで持つ習慣があるとのことです。

 

検査をすると体の重心が右寄りで、左の腰を押すと痛みが認められ、神経症状を示すテストは陽性でした。ふくらはぎにまでしびれが現れており、長く立ったり歩くのがつらいとのことです。

 

まず施術としては腰痛と左脚のしびれが強いため、腰部と左臀部、左脚にかけて鍼施術を行いました。その後、軽めに骨盤調整と腰や股関節周囲の筋肉を緩めました。

 

荷物を左右均等に持って頂くことを指導しつつ、週１回のペースで通って頂くことになりました。

 

４回目の施術で痛みがやや減少し、５回目でしびれも少し減少しました。６回目で腰の痛みもしびれも１０段階で５ぐらいになったとの申告があったため、腰痛体操を術後にお教えして終了。７回目の施術は２週間後にしました。

 

２週間後に来られたときはさらに腰痛もしびれも軽減していたので、８回目は３週間後にしました。

 

しかし８回目に来られたときには前回とあまり状態に変化がみられないと申告があったので、腰や股関節まわりの筋肉をより細かく検査をして緩め、腰痛体操の励行を促しました。９回目はやはり３週間後にしました。

 

３週間後の９回目に来られたときは、腰痛も脚のしびれも１０段階で３程度になっていました。よって鍼施術の後、前回と同じように腰と股関節周りの筋肉を緩め、次回の施術は４週間後にしました。

 

４週間後に来られたときは１０段階で１か２程度になっていたので、前回と同じ施術の後、今後は月１回のペースでチェックに来るようお伝えしました。

 

１か月後に来られたときには痛みもしびれもほぼ消失し、その後も約月１回のペースでいらっしゃっていますが今のところ腰痛も脚のしびれも再発はしていません。