２０１５年の４月に来て頂いたこのお客様は以前は立ち仕事・力仕事で、今はデスクワークの方です。

 

前年の夏頃からお尻が、１１月頃から右脚の膝から下がしびれたりつるような感じが出始め、動いているときよりも立っているときほほうが辛いそうです。

 

特に朝は立てないくらい辛いこともあります。犬の散歩を兼ねたウォーキングをしていますが、仕事が変わったせいかここ１ヶ月で体重が４キロほど増加しました。

 

先月、整形外科でみてもらったところ「腰の骨がやや狭窄ぎみ」とされ、ちなみに首の骨にも約２０年前から狭窄があるそうです。飲み薬をもらいつつ腰に電気をかけ、温めていましたが効果を実感できないことから弁天通り接骨院に来られました。

 

体の状態をみてみると、右の骨盤に傾きがあり、右の臀部と右脚の膝から下の筋肉に強い緊張が認められます。

 

そこでまず、腰と右臀部、右脚全体にはり施術を行いました。そして右の骨盤の傾きを取った後、腰と股関節周りの筋肉の緊張を取る手技療法を施しました。次回の予約は１週間後に取りました。

 

２回目から４回目までは特に変化はありませんでしたが、５回目に来られたときは右脚のしびれがやや減少しました。そこで前回と同じ施術を行い、自宅でやって頂く腰痛体操を指導しました。その上で次回も１週間後に予約を取りました。

 

６回目に来られたときは、数日前に掃除機をかけたため腰痛がやや悪化しましたがすぐにおさまったそうです。そのため次回は２週間後に予約を取りました。

 

７回目は特に変化はありませんでしたが、その２週間後の８回目に来られたときは右の臀部のしびれが出にくくなり、右脚の膝から下のしびれもやや軽減されていました。

 

そこで腰と右臀部、右脚部全体に鍼施術を行い、右の骨盤の傾きを取った後、腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を施しました。腰痛体操のさらなる励行を指導して、次回は３週間後に予約を取りました。

 

９回目から３週間ごとの１３回目までは特に変化がありませんでしたが、１４回目に来られたときはしびれが右大腿部のみになっていました。そこで前回と同じ施術を行い、次回は４週間後に予約を取りました。

 

１５回目から４週間ごとに１８回目までは状態が安定していましたが、その４週間後の１９回目に来られたときは整形外科で牽引中にしびれが悪化していました。

 

そこで首の骨をみてみると右にずれていました。そのため首の骨を矯正してから骨盤を調整し、腰と骨盤周りの筋肉を緩める手技療法を施しました。牽引はしばらく中止して頂くことを指導して次回は少し間隔を短くして３週間後に予約を取りました。

 

２０回目に来られたときは「２週間ぐらいはしびれがなかった」そうです。いまだ同じような腰痛や脚のしびれがありましたので、前回と同様の施術を行いました。

 

その後も約４週間ごとに５回ほど続けていらっしゃっていますが、状態としては落ち着いており今後もメンテナンスを続けられるそうです。