２０１５年１１月に来て頂いたこのお客様はデスクワークをされている方です。

 

半月ほど前に朝方、自宅でしゃがんだときに腰に激痛が走り、その後は右のお尻から右脚全体にかけてしびれが出るようになったそうです。

 

整形外科では「腰の骨の下３つが変形していてそのうち４番目と５番目の間の軟部組織が外に向かって飛び出していて神経に触っている」と言われました。

 

ブロック注射を２回、飲み薬も頂きましたが、いずれも効き目が切れると痛みが再発し、しびれはずっと変わらないため、ネットで検索して弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

以前から２～３年おきにぎっくり腰になることがあり、特に出産を経てからは体重が増加したままのせいか頻繁に出るようになった模様です。右脚を上にして組む癖があり、荷物は右肩から下げるか左に向かって斜め掛けします。

 

体を触ってみると押されると腰に強い痛みを覚え、右の臀部と大腿部に強い筋緊張があります。右の骨盤に傾きがあり首の骨も右にずれていました。

 

そこでまず腰と右臀部、右脚部にはり施術を行い、首の骨の矯正をした後で腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を施しました。骨盤調整は痛がるのでしませんでした。

 

病院で出されたコルセットを寝るとき以外はしていただくことを指導して、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目に来られたとき、その１週間後の３回目に来られたときは特に変化はありませんでしたが、そのまた１週間後の４回目に来られたときは痛みが１０段階で７か８になっていました。

 

そこでまた鍼施術を行い、前回の手技療法に加えて骨盤調整を施しました。そして次回も１週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは痛みが１０段階で６ぐらいになっていました。そこでまた前回と同じようにはり施術と手技療法行い、自宅で腰痛体操をやって頂くよう指導しました。次回も１週間後に予約を取りました。

 

６回目に来られたときは痛みが「半分ぐらいになりました」。しびれも脚には出なくなってきたので、引き続き同様の鍼施術と手技療法を行いました。コルセットは外出中のみして頂くよう指導し、次回は２週間後に予約を取りました。

 

７回目に来られたときは痛みが１０段階で３ぐらいになっていました。よってまた同じようにはり施術、骨盤調整、首の骨の矯正、そして腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を行いました。コルセットは仕事中のみしていただくよう指導し、次回は３週間後に予約を取りました。

 

８回目に来られたときはお子さんをだっこしたときにまた腰を痛めてしまい、痛みが１０段階で７ぐらいになっていました。そこで鍼施術の他に骨盤調整を除く手技療法を行い、コルセットをまた寝るとき以外は着用することを指導しました。次回も３週間後に予約を取りました。

 

９回目に来られたときは痛みが１０段階で１か２になっていました。そこでまたはり施術と手技療法を行い、以後も１か月ごとにメンテナンスに通われています。