２０１４年の９月に来て頂いたこのお客様は立ち仕事をされている方です。

 

１０代の頃から腰痛に悩まされており、この年からは右臀部と右膝、長時間歩くと両脚の外側にしびれとむくみが出るようになったそうです。

 

他の接骨院に行っていましたが、かえってしびれが悪化してきたような気がして弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

２カ月前に行った整形外科では「一番下の腰椎と仙骨の間が狭くなっている」と言われ、痛み止めを３種類としびれをとる薬を１種類もらいつつ電気を腰にかけていたそうです。コルセットは出されていませんでした。

 

体重が高校生のときと比べると１０キロ以上増えていてダイエットを勧められていたため、水中ウォーキングに週２回通っています。その他自宅で腹筋と背筋のトレーニングを１０回ずつやっていましたが、腰痛が悪化したため中止しています。

 

使っているベットは柔らかめで、あぐらをかく癖があり、荷物は左肩にかけることがほとんどだそうです。

 

体の状態をみてみると、左肩が下がっており、体の重心が左よりで首の骨は右にずれていました。

 

そこでまず、腰と右臀部、両脚部にはり施術を施しました。そして首の骨の矯正をしてから、痛みもしびれもかなり強いので腰から下を軽くマッサージするだけにとどめ、コルセットをお出ししました。

 

間食をやめ寝る３時間前には夕食を終えることを指導し、次回は５日後に予約を取りました。

 

２回目に来られたときはあまり変化がなく、その状態が１週間後の３回目まで続きました。

 

最初から約２週間後の４回目に来られたときは痛みが１０段階で８か９ぐらいになって「多少楽になった気がする」とおっしゃっていました。

 

そこで鍼施術の後、首の骨の矯正をしてから腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を極軽めに行いました。

 

コルセットをあまりしていないようでしたので、寝る時以外は必ずするよう指導し、次回は１週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは前回とあまり変わりはありませんでしたが、そのまた１週間後の６回目に来られたときは痛みが１０段階で７か８、「前々回よりはいい」とのこと。

 

そこでまた腰と右臀部・両脚部にはり施術を行い、骨盤調整を加え、首の骨の矯正と腰・股関節周りの筋肉を緩める手技療法を施しました。引き続きコルセットは寝る時以外はして頂くよう指導し、次回も１週間後に予約を取りました。

 

７回目に来られたときは痛みが１０段階で５か６、「痛みが半分ぐらいになった」ので、前回と同じ鍼施術と手技療法を行い、自宅ではコルセットを外してもよいことをお伝えしました。次回は２週間後に予約を取りました。

 

８回目に来られたときはあまり変化がありませんでしたが、その２週間後の９回目に来られたときは痛みが１０段階で３か４にまでなっていました。

 

そこで引き続き同じようにはり施術と手技療法を行い、コルセットは仕事中のみしておくこと、水中ウォーキングの再開と腰痛体操を指導しました。次回は３週間後に予約を取りました。

 

１０回目に来られたときはあまり変化がありませんでしたが、その３週間後の１１回目に来られたときは痛みは仕事終了時のみ感じるとのことでしたので、鍼施術は中止し（本人の希望で）、骨盤調整と首の骨の矯正、そして腰と骨盤周りの筋肉を緩める手技療法を施しました。

 

体重の管理をさらに徹底すること、プールにも最低でも週に１回は通うこと、腰痛体操は必ず毎日行うことを指導しました。本人の希望もあり、再発防止も考えた結果、今後も月に１回（痛みが悪化した場合はすぐ）は施術を続けることとし、現在も通っていらっしゃいます。