２０１３年の３月に来て頂いたこのお客様は運送（配送）業の方です。

 

約４年前に仕事中に重い物を持った時に腰を痛めて以来、絶えず運転中は腰に鈍痛があるそうです。

 

昨日トラックから飛び降りた瞬間に腰に激痛が走り、その場で動けなくなりました。救急車で近くの総合病院に運ばれ、「腰の骨の間が一部狭くなっており、その間が椎間板ヘルニアになっている」と言われました。

 

痛み止めと湿布、コルセットをもらい安静にしていましたが、座ると腰から左のお尻、左のすねにかけてしびれが出てくるようになってきたため、家族の勧めで弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

長時間同じ姿勢でいられず、かといって体を動かそうとすると腰に強い痛みが現れ脚に力が入りません。デスクワークが増えたせいか体重が３キロほど増加しており、特に運動もしていないそうです。

 

体の状態をみてみると、右の骨盤が傾いており首の骨が右にずれていました。腰は触られるのも辛いほど痛みが強く、うつ伏せになれません。

 

そこでまず左を上にした姿勢で横になっていただき、腰と左臀部、左脚部にかけてはり施術をしました。その上で横向きのまま腰から足にかけて軽めのマッサージのみ行い、コルセットで固定をしました。

 

寝るとき以外はコルセットをすることと、横になっているときは腰をアイスノンでアイシングすることを指導し、次回は４日後に予約を取りました。

 

２回目に来られたときは状態にあまり変化はありませんでしたが、その５日後の３回目に来られたときは痛みが１０段階で７か８ぐらいになっていました。

 

そこで鍼施術と、短時間ならうつ伏せになれるので右の骨盤の調整のみ行い、あおむけで腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を施しました。

 

アイシングは中止しますがコルセットは引き続きしていただくよう指導し、次回は１週間後に予約を取りました。

 

４回目に来られたときは前回とあまり変化がなく、５回目に来られたときは「一旦良くなったと思ったのでコルセットをはずして車で営業にまわった」ためか、痛みが悪化してしまい、また横向きでのみの施術となりました。

 

改めて寝るとき以外はコルセットをして頂くよう指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

６回目に来られたときは痛みが１０段階で５か６にまでなっており、うつ伏せにもなれました。そこで腰から左臀部、左脚部にかけてはり施術を行い、首の骨の矯正と骨盤調整をして、腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を施しました。コルセットは外出中のみして頂くことを指導し、次回は１０日後に予約を取りました。

 

７回目に来られたときは痛みが１０段階で３か４にまでなっていました。そこで前回と同じ施術を行った後、腰痛体操を指導しました。次回は２週間後に予約を取りました。

 

８回目に来られたときはほとんど痛みを感じなくなっていましたが、脚のしびれがまだ残っていましたので、同じ施術を行いました。腰痛体操のさらなる励行を指導して、次回は３週間後に予約を取りました。

 

９回目に来られたときは痛みもしびれもほとんど感じられなくなっていました。施術後にカウンセリングをし、「仕事柄腰を痛めやすいことが今回の腰痛で実感したため定期的に通う」とのこと。

 

その後も４～５週に１回のペースで施術を受けにいらっしゃっています。