２０１２年の９月に来られたこのお客様は自営業（デスクワーク）をされている方です。

 

１０代の頃に腰の５番目に骨の分離が見つかりコルセットを５、６回は作り代えています。

 

５年前には腰のヘルニアがあることがわかり、右臀部から右脚にかけてしびれもたまに出るのでコルセットを勧められました。しかし逆に気分が悪くなるので取ってしまうそうです。

 

食事が不規則なせいか、この数年で体重がかなり増えてしまい腰痛も悪化したように思うが、なるべく病院には行きたくないので数回だけ鍼灸院に行かれていました。それでも腰痛に変化がないので弁天通り接骨院へ来られました。

 

カウンセリングをしてみると、腰椎に分離があるにもかかわらず低反発マットの上にうつぶせでお休みになること、その場合首は横を向いた状態で寝るため朝起きると首も痛いそうです。

 

患部を触ってみると、分離のある部分は指が沈むほどの状態にあり、骨盤はかなり開いた状態で、しかも右に傾きがありました。また、首の骨は右にはっきりとズレていました。

 

そこでまず、腰から右臀部、右脚にかけてはり施術を施しました。その上で骨盤調整と首の骨の矯正を行い、正しいコルセットの付け方と寝る時以外は必ずして頂くよう指導しました。次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目、３回目に来られたときは特に変わらず同じ施術をし、また１週間後に予約を取りました。

 

４回目に来られたときは痛みやしびれが１０段階で９程度にしかなっていないとおっしゃっておりましたので、はり施術の後、骨盤調整と首の骨の矯正を行ったことに加えて腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を施しました。次回も１週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは痛みが１０段階で７か８程度になっていました。そのため前回と同じように施術を行い、また１週間後に予約を取りました。

 

６回目にも状態は変わりませんでしたが、７回目に来られたときは痛みが１０段階で５か６にまでなっていました。そこで施術は同じように、はり施術を行い骨盤調整と首の骨の矯正をしてから腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を施してました。

 

そして痛みを感じない程度に腰痛体操をやって頂くこととコルセットは自宅にいる時は外してもよいことを指導しました。次回は２週間後に予約を取りました。

 

８回目に来られたときは前回とあまり状態が変わりませんでしたが、その２週間後に来られたとき（９回目）は痛みが１０段階で３か４にまでなっていました。引き続き同じ手技療法を行い、腰痛体操を励行して頂くよう指導しました。次回は３週間後に予約をお取りしました。

 

１０回目に来られたときは痛みが１０段階で３以下になっていましたので、同じように手技療法を施し次回は４週間後に予約を取りました。

 

以後、腰の痛みとしびれは完全には取れていませんが、日常生活には支障がなく患者様も一応の満足をされており、１ヶ月ごとに定期的なメンテナンスにいらっしゃっています。