２０１６年５月に来られたこのお客様は主婦の方です。

 

この方は朝起きるときや立ったまま家事をされているときに腰が特に痛み、一時左脚にしびれが出たそうです。

 

事前に行かれた整形外科では「直接的な原因はわからない」と言われましたが、いずれＭＲＩを撮る予定です。レントゲンでは背骨（胸椎６番７番）に交通事故による変形が認められます。

 

その他肩こり、右ひざの痛み、頭痛、めまい、ふらつき、喘息、等々の持病があり、「体中がつる感じがして、絶えずつらい」ため、弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

患部を触らさせて頂くと腰部に圧痛と筋緊張、そのすぐ上に変形した背骨が認められました。脚の神経症状を示すテストは陰性でしたが、左の骨盤に傾きと首の骨もやや左にずれていることが分かりました。

 

そこでまず骨盤の調整を行い、首の骨を矯正しました。腰は動かすと痛みを強く覚えるので触らないようにして、両股関節周りの筋肉のみ緩めました。

 

そして持参されたゴムバンドで骨盤を固定して頂きました。次回は５日後にご予約をお取りしました。

 

２回目に来られたときも症状は全く変化がないとのことなので、引き続き骨盤調整と首の骨の矯正をして、股関節以外に腰回りの筋肉も極々弱めの力で緩めていきました。

 

ご本人も施術中、痛みを感じることはなかったようでです。寝る時以外はゴムバンドをしておいて頂くよう指導し、１週間後に次の予約を取りました。

 

３回目に来られたときは「多少（１０段階で８ぐらい）楽になった」とおっしゃって頂けたので、前回と同じように骨盤を調整し首の骨を矯正しました。

 

そして腰と股関節周りの筋肉を個別に緩めていきました。前回よりは動きが良いように感じられました。やはり骨盤ベルトは寝るとき以外はして頂くように指導し、また１週間後に次回の予約をお取りしました。

 

４回目に来られたときは「生理のせいかもしれないが、前回より腰が痛い」とおっしゃっていました。骨盤や首の骨等を一通り検査してみましたが、特に大きな変化はみられませんでした。

 

よって前回と同じように骨盤調整と首の骨の矯正を行い、腰と股関節周りの筋肉を緩めていきました。施術中は特に痛みを感じることがなかったようですし、動きも悪くなっていないように感じられました。

 

但し生理のことを考えてゴムベルトの固定は一旦中止しました。次回も１週間後に予約をお取りしました。

 

５回目に来られたときは痛みが１０段階で６ぐらいになっており、前回と同じ手技療法を行い、外出するときのみゴムベルトをいて頂くように指導しました。次回も１週間後に予約をお取りしました。

 

６回目に来られたときは痛みが１０段階で４か５になっていたのと、「最近は体がつる感じが少なくなった」とおっしゃっていました。よってまた前回と同じ手技療法を行い、次回は２週間後に予約をお取りしました。

 

７回目に来られたときは痛みが１０段階で３程度になっていたので、同じように骨盤と首の骨の矯正を行い、腰と股関節周りの筋肉を緩めました。ゴムベルトの使用を中止し、腰痛体操を毎日やって頂くよう指導致しました。次回は３週間後に予約をお取りしました。

 

８回目に来られたときは痛みが１０段階で１か２にまで落ち着いていたので引き続き同じ様に手技療法を行い、腰痛体操の励行を指導しました。

 

次回は４週間後とし、その後は多少の一進一退はありつつも悪化することはないので、月１回のペースでメンテナンスし通って頂いています。