２０１８年の９月に来て頂いたこのお客様は立ち仕事・デスクワークの方です。

 

１０代の中ごろから近視になり、首コリ・肩こりがひどく後頭部全体に鈍痛がよく現れたそうです。

 

だんだん市販の頭痛薬が効かなくなり、脳神経外科で神経痛に効く薬を出して頂き飲んでいました。

 

しかし、これも今はほとんど効かなくなってきたため、これ以上薬に頼りたくないことから弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、「若い時から無意識のうちに肩をいからせたり、力を入れてしまう癖があった」そうです。

 

お酒を飲んだ時にも、拍動に合わせた痛みがし、体が動かなくなったり吐き気を伴います。左の奥歯に虫歯があるので右側の歯で噛むことが多く、右眼のみが白内障ぎみです。

 

お風呂は湯船につかるのとシャワーで済ますことが半々です。枕は高さが合っていない気がして、使っていないことが多い。

 

甘いもの・揚げ物・炒め物が好きでよく食べます。座っているときはよく脚を組み、荷物は左肩にかけます。

 

体の状態をみてみると、右肩が下がっており体の重心が右寄りです。猫背気味で姿勢が悪く、肩周りの筋肉の緊張が非常に強い状態です。

 

そこでまず、上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施し、そして頭痛用の首と肩の体操をお教えしました。

 

また、歯と目のケアを続けること、左右均等に荷物を持つことと物を噛むこと、砂糖や脂っこい食べ物は控えること、座っているときに脚を組まないこと。

 

作り方をお教えした硬めの、高さの合った枕を使用することを指導して、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目に来られたときは頭痛が１０段階で７か８になっていました。前回と同様の施術を行い、また１週間後に予約を取りました。

 

３回目に来られたときは、後頭部の頭痛が１０段階で５程度になっていました。そこでまた、上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施しました。

 

頭痛用の首と肩の頭痛を毎日かかさず行うことを指導して、次回は２週間後に予約を取りました。

 

４回目に来られたときは前回とあまり変化はありませんでした。よって次回も２週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは、頭痛が１０段階で３か４にまでなっていました。そこでまた、上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施しまし、次回は３週間後に予約を取りました。

 

６回目に来られたときは後頭部の痛みがほとんど感じられなくなっていました。但しもともと首や肩のコリが強い方なので、今ではそちらのために続けていらっしゃっています。