２０１７年の１１月に来て頂いたこのお客様は力仕事の方です。

 

もともと右肩のコリが酷い状態でしたが、先月からは右後頭部にピリピリとした痛みが出始め、先週から頻繁になってきました。

 

頭痛外来でみて頂いたところ、後頭神経痛といわれ飲み薬の服用と運動を勧められたそうです。しかし薬が効かず体操を具体的にお教え頂かなかったので、ネットで検索して弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、現場仕事を長年続けているせいか、疲れてくると頭が重くなることはありました。仕事中もそうですが、週に２回ジョギングをしているときも大量の汗をかきます。

 

荷物は右肩に掛けて持ち歩くことが多く、右脚を上にして組むことがあります。視力は悪いのですが使用中の眼鏡の度はあっていません。

 

水分補給をあまり意識しておらず、野菜も好んで食べないようです。枕は１０センチ以上はある高めのものを作って使用しています。

 

体の状態をみてみると、右肩が上がっており首から肩に掛けての筋肉に緊張があります。首も左に比べて右に動きにくい状態です。

 

そこでまず、上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施し、そして頭痛用の首と肩の体操をお教えしました。

 

また、左右均等に荷物を持つこと、脚を組まないこと、できれば早めに眼鏡のレンズを度の合ったものに変えること、砂糖を使っている飲み物を避けて１日に２リットル以上は水分補給をすること、野菜や海藻類を積極的に摂ること、作り方をお教えした硬めの、高さの合った枕を使用することを指導して、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目と３回目に来て頂いたときはあまり変化はありませんでしたが、その１週間後の４回目に来られたときは後頭部の頭痛が１０段階で７ぐらいにまでなっていました。そこでまた前回と同様の手技療法を行い、頭痛用の体操の更なる励行と、水分と野菜をより多く摂ることを指導して、次回も１週間後に予約を取りました。

 

５回目に来られたときは痛みが１０段階で４日５ぐらいにまでなっていました。よって上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施し、次回は２週間後に予約を取りました。

 

６回目に来られたときはほとんど変化はありませんでしたが、そのまた２週間後の７回目に来られたときは後頭部の痛みが１０段階で１か２ぐらいまでになっていました。そこでまた同様の施術を施し、次回は３週間後に予約を取りました。

 

８回目に来られたときは後頭部の痛みはほとんど感じられなくなってきたそうです。しかし長年の首から肩のこりがいまだ残っているので、その後も月に１回のペースでメンテナンスにいらっしゃっています