２０１７年の４月に来て頂いたこのお客様は主婦の方です。

 

１０年以上前から偏頭痛に悩まされていましたが、５０代を目前にして更年期障害と糖尿病、そして親御さんの介護によるストレスが重なりました。

 

その頃から酷い頭痛が短期間に集中して現れるようになり、脳外科で出された薬を飲むようにしていましたが、あまり効果を感じられないため弁天通り接骨院にいらっしゃいました。

 

お話を伺ってみると、頭の右半分がズキズキと痛み「頭皮も痛い気が」して、髪の毛をかき上げるのも辛いそうです。頭痛に伴い吐き気がしたり、光をまぶしく感じたり、音に敏感になったり、目の奥が痛苦しく感じたり目が開けられなくなったりします。

 

荷物は左手で持つことが多く、眼鏡の度は合っていません。湯船につかりますが短時間のみ。使っている枕は素材は不明で高さは「合っているようには思えない」。やや偏食ぎみで野菜や海草類はほとんど摂りません。脚を組んだり、ほおづえをついたりする癖があります。

 

体の状態をみてみると、首から肩にかけての筋肉の緊張が非常に強く、ストレートネック。脊椎は全体的に右にずれていました。

 

そこでまず、脊椎の矯正を行い、次に上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施し、頭痛用の首と肩の体操をお教えしました。

 

荷物は左右均等に持つこと、度の合った眼鏡をかけること、高さの合った硬めの枕を使うこと、野菜や海草類を意識して摂ること、脚を組んだり、ほおづえをついたりしないこと等を指導しました。次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目から５回目まではほとんど変化はみられませんでした。ご家族とも相談し、他に通っている内科、婦人科、メンタルクリニックで頂くお薬を少しずつでも減らすことを提案して頂き、そのぶん気分転換や体操等の運動をすることをお勧めしました。次回も１週間後に予約を取りました。

 

６回目から８回目もあまり変化はありませんでしたが、その１週間後の９回目に来られたときは「頭痛が少し軽くなった気がする」とおっしゃっていました。

 

そこでまた脊椎の矯正を行い、次に上半身の頭痛に関係する筋肉を１つずつ緩めていく手技療法を施しました。薬を飲む回数も少し減ったことから、次回は２週間後に予約を取りました。

 

１０回目に来られたときは前回と変わりありませんでしたが、その２週間後の１１回目に来られたときは頭痛が３回出ただけでした。そこでまた同じ施術の後、次回は３週間後に予約を取りました。

 

その後は酷い頭痛はなくなりましたが、以前からあった片頭痛がほぼ週に１回のペースで現れるので、３週間に１回のペースで施術を続けています。