２０１４年１月に来られたこのお客様は御両親の介護をされている主婦の方です。

 

長年、整形外科へ通っておりレントゲン撮影の結果、「腰椎の３番目と４番目の間の骨にずれが認められる」とされたそうです。

 

過去に子宮を摘出しており卵巣には腫瘍がまだあります。骨が全体的にもろいせいか腰仙骨部がつらく、特に午後になると長く座っていられず横になってしまうそうです。

 

整形外科ではカルシウムと痛み止め、胃薬、血行を良くする薬を出され、週に１回は電気と温熱療法、さする程度のマッサージを受けていました。

 

「この痛みは一生治らない」と言われ他を探そうと思い、ネットで弁天通り接骨院のホームページを見つけて来られました。

 

体の状態をみさせて頂くと重心がやや右寄りになっていて、実際触ってみると腰の背骨の問題がある部分では指が入る程へこんでおり、また、左側の腰の筋肉に強いハリがあって押すと痛みが認められました。

 

そこでまずはり施術をしようとしましたが、ご本人がはりは苦手とおっしゃるので、腰のみに浅く入れることにしました。

 

そしてしばらくは背骨の矯正はせず、骨盤の調整のみ行いその後は腰と股関節周りの筋肉を緩めました。既にお持ちだったコルセットを寝る時以外はして頂くことを指導し、次回は１週間後に予約をお取りしました。

 

２回目に来られたときも特に痛みは変わらず、但し前回よりも少々楽に通うことができたそうです。

 

今回も同じようにはり施術と骨盤調整をした後で腰と股関節周りの筋肉を緩めました。次回も１週間後に予約を取りました。

 

３回目に来られたときも特に変化がなく、その１週間後に（４回目）来られたときも体の状態に変化はありませんでした。

 

またその１週間後に来られたときは、痛みがようやく１０段階で８か９になりました。そこで今回からはり施術の後、骨盤の調整の他に背骨の矯正を極軽く行いました。

 

そして腰と股関節の筋肉を緩める手技療法を行い、コルセットはご自宅にいらっしゃるときはなるべく外すよう指導しました。次回も１週間後に予約をお取りしました。

 

６回目に来られたときは痛みが１０段階で７か８（「前回よりはやや良い」という言い方）になっていたので、やはり骨盤調整以外に背骨の矯正を軽く行いました。

 

その上で腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を行いました。コルセットの着用は外出時のみとし、また１週間後に次回の予約を取りました。

 

７回目に来られたときは痛みが１０段階で５前後になっていました。引き続き同じ手技療法を行い、自宅で行える腰痛体操をお教えしました。次回は２週間後に予約をお取りしました。

 

８回目に来られたときは前回と腰の痛みがあまり変わらないため、はり施術を腰以外に両脚部行いました。その上で同じ手技療法をし、また２週間後に予約を取りました。

 

９回目に来られたときは痛みが１０段階で３か４になっていたので、前回と同じようにはりの施術を行い、手技療法もしました。次回は３週間後に予約をお取りしました。

 

１０回目に来られたときは痛みがあまり気にならないようなので、はりの施術を中止し、手技療法のみ行いました。腰痛体操を励行して頂くことを改めて指導し、次回は４週間後に予約をお取りしました。

 

１１回目に来られたときも痛みはほぼ気にならないようになりましたが、腰の骨の変形は解消されることがないので、痛みの再発を考えその後も約１ヶ月に１回の割合でいらっしゃっています。